将棋の順位戦A級1回戦が6月8日に行われ、羽生善治九段(50)が佐藤康光九段(51)に130手で勝利した。両者の対戦は歴代4位の165局。通算の勝敗は羽生九段の110勝、佐藤九段の55勝となった。
【動画】順位戦 A級第1回戦 羽生善治九段 対 佐藤康光九段
タイトル99期で永世七冠の羽生九段、タイトル13期で永世棋聖の佐藤九段というレジェンド同士の対決は、本局で165局目。過去には1年で23局も戦ったことがある長年のライバルによる一局は、矢倉の出だしになった。
持ち時間6時間をフル活用する順位戦らしい進行で、午後6時の夕食休憩までに39手目までと、じっくり時間をかけた序盤のにらみ合いが続いた。夜戦の入っても譲らず互角の戦いが続いたが、終盤に向けてペースを握ったのは佐藤九段。自玉の硬さにも明確に差がつき、はっきりと優勢になった。
それでも粘る羽生九段が耐えながらチャンスを伺うと、持ち時間を使い切っていた佐藤九段が寄せに隙を見せたところで一気に反撃。形勢も逆転すると、持ち時間を使い切った後でも長手数の詰み筋を逃さず、深夜の熱戦で勝利を掴み取った。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
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