藤井聡太棋聖、渡辺明名人に2連勝で初防衛に王手!次局勝利で最年少防衛&史上初「10代九段」に/将棋・棋聖戦五番勝負
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 将棋の藤井聡太棋聖(王位、18)が6月18日、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局で、挑戦者の渡辺明名人(棋王、王将、37)に171手で勝利、シリーズ2連勝で初のタイトル防衛に王手をかけた。次局に勝利すると最年少でのタイトル防衛に加え、史上初の「10代九段」が誕生する。

【中継】ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負 第二局 藤井聡太棋聖 対 渡辺明名人

 第1局を快勝した藤井棋聖は、先手番の第2局に相掛かりを採用。序盤は両者の研究範囲内だったか早い進行となったが、序盤から中盤に入るところで一気にペースダウン。特に藤井棋聖は方針を定めるところで長考こそないものの、20分前後の考慮を繰り返した。午後5時の時点では、形勢こそ互角だったが渡辺名人が持ち時間を1時間以上残すところ、わずか24分まで使っており、周囲からは終盤に向けての時間不足を心配する声も出始めていた。

 それでも詰将棋などで培われた終盤力を、この重要な一局でも発揮。さらに持ち時間が残り少なくなったところでも鋭い指し手を繰り返すと徐々にペースをつかみ、最終盤でもミスのない指し回し。現在、最多の三冠保持者である“最強の挑戦者”渡辺名人の猛烈なプレッシャーにも屈せずに連勝し、タイトル防衛にあと1勝とした。

 対局後、藤井棋聖は「変化が多いので、どういう展開になるかわからなかったです。バランスを取るのが難しくて、そこが課題だったかなと思います」と振り返ると、防衛がかかる次局については「あまりスコアのことは意識せずに、同様に向かえたらと思います」と静かに答えていた。

 藤井棋聖は次局に勝利すると2つの記録を更新。タイトル防衛では屋敷伸之九段(49)の19歳7日を更新する。また、タイトル通算3期となり九段昇段の条件をクリア。現在の記録は渡辺名人が作った21歳7カ月で、大幅に更新するとともに初の「10代九段」が誕生する。なお、プロ将棋界の段位は最高段位が九段で、以降どれだけタイトル獲得、棋戦優勝をしても段位は変わらない。記録がかかる第3局は7月3日、静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で行われる。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

第92期 ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負 第二局 藤井聡太棋聖 対 渡辺明名人
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