連盟理事・鈴木大介九段が語る 先輩棋士との厳しい将棋の修行時代「1日40~50連敗」「泣きながら指しても緩めてくれない」 将棋 2021/06/21 11:03 拡大する 今や将棋ソフト(AI)を使った研究など、近代的なイメージも持たれつつある将棋の世界。ただ、やはり今も昔も対人競技であることに変わりはなく、ソフトで研究を重ねたトップ棋士も、また対人での練習に戻るというケースも少なくない。当然、ソフトもないころは自分で棋譜を並べてみたり、とにかく仲間と対局したりで腕を磨くしかなかった。日本将棋連盟の常務理事を務める鈴木大介九段(46)も、先輩棋士に何度も挑戦して勉強した一人。プロ入り前には何十局と指しても勝てず泣き出してしまい、それでも手を緩めてもらえなかったというエピソードの持ち主だ。 続きを読む