大谷翔平が7日(日本時間8日)、本拠地エンゼル・スタジアムで行われたレッドソックスとの一戦に「2番・DH」で先発出場し、2004年に松井秀喜(ヤンキース)さんが記録したメジャーでの日本人シーズン最多本塁打記録を更新する32号を放った。3試合ぶりとなる一発はシーズン86試合目での快挙で、年間では60.3本ペースと量産態勢を築いている。
昨日の試合では投手として4勝目、日米通算50勝を達成した大谷は打撃でも絶好調。そんな大谷が放った一打にファンは朝から歓喜したが、そんなハイライトシーンとは別にファンの注目を集める一幕があった。それは3回が終わったときに自軍ベンチで起こった。
3回を終え、チームは2-0とリードしていたこともあり、ベンチは和やかムード。すると、ベンチで試合を観戦していた同僚投手のパトリック・サンドバル投手が大谷の後頭部めがけ、一握りのヒマワリの種を放ったのだ。さすがの大谷も背後の気配を察知することはできず、これらをまともに被弾。
しかし、ここからが大谷の真骨頂だ。首をすくめて笑顔を浮かべると、首を振ってサンドバルの頭を“ペシ”っとはたいて見せた。こうしたチームメイトとの何気ない一面や大谷の自然な振る舞いこそが、成績も含めてチームから愛される要因、さらにはチームに溶け込んで好調を維持する秘訣なのだろう。32号のメモリアル弾が飛び出したのは、そのあとの5回である。
そんなシーンを見たABEMAのファンからは「愛されてる」「仲良しだ」など感慨深げな反応が、一方、イタズラを仕掛けたサンドバルに対しては「バレバレw」などの声が寄せられていた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)