7月19日に行われた王座戦挑戦者決定戦で、木村一基九段(48)が佐藤康光九段(51)に勝利し、永瀬拓矢王座(28)への挑戦権を得た。昨年、藤井聡太王位・棋聖(19)に王位戦七番勝負でストレート負けを喫し無冠となった「中年の星」が、わずか1年でタイトル戦の舞台に戻ってきたことで、ファンも大いに沸いている。同時に永瀬王座との番勝負については、早くも“長期化”を予感する声も出始めている。その理由は、両者の棋風と対戦成績によるものだ。