【米大リーグ】エンゼルス0－4ブルージェイズ（8月10日・日本時間11日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルスの大谷翔平投手がブルージェイズとのダブルヘッダーの2試合目に「1番・DH」で先発出場。5回の第3打席で見逃し三振を喫した直後、球審の判定に対して手を振るジェスチャーで「違う、違う」と珍しく不満をあらわにする場面があった。一見してストライクやむなしというコースだっただけに、ファンからは「フラストレーション溜まってる」「メンタルが心配」と状態を懸念するコメントが寄せられている。
初回の第1打席で、7試合ぶりのヒットとなるライト線へのスリーベースを放った大谷。いよいよ復調かと思わせたものの、続く第2打席は平凡なサードゴロに倒れた。2死一塁で迎えた第3打席は、アンダースローからライズボールのような球を投げ込む変則右腕・シンバーとの対戦。初球、2球目とスライダーにタイミングが合わずバットが空を切ると、3球目はインローいっぱいのストライクゾーンをかすめる絶妙なボールに手が出ず。球審はストライクをコールし、たった3球で見逃し三振を喫してしまった。
するとこのジャッジに対し、大谷は右手をパタパタと左右に振って「違う、違う」と異議を唱えるようなジェスチャーを見せた。このところ微妙な判定に泣かされることの多い大谷だが、中継の画面に表示されたフレームを見るかぎりでは、シンバーの3球目はストライク判定も妥当と言えるもの。視聴者からは「手ふるほど外れてない」「めちゃくちゃいいコース」「今のはギリ、ストライク」「最後いい球だったよ」「入ってるけどあれは打てない」と投球を称える声が数多く寄せられた。
その一方で、判定に対して珍しく不満をあらわにした大谷の姿に「フラストレーション溜まってる」「態度に出すのは自分に不利」「マジ不調やなぁ」「また報復されるぞ」「大谷まじメンタルが心配」といった懸念を示すファンも。一発が出れば同点という2死満塁のチャンスで回ってきた7回の第4打席も、空振り三振という結果に終わった大谷。二刀流と連戦による肉体的な負担がピークを迎えていることに加えて、メンタル面でのフラストレーションの蓄積も、8月以降のスランプの要因のひとつなのかもしれない。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
