【米大リーグ】エンゼルス-ブルージェイズ(8月11日・日本時間12日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルス大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し、3回1死一塁から両リーグトップとなる38号2ランを放った。14試合ぶりとなる一発を、本塁打王を争う2位のゲレロJr.(ブルージェイズ)の目の前で放ち、再び3本差に広げることに成功。打点王争いでも、トップのゲレロJr.に4点差と迫る84打点となった。
7月下旬から8月にかけての18連戦の後半から調子を大谷は、8月の10試合で27打数3安打、打率.111、ホームランなしと低迷。前日に行われたダブルヘッダーでは、2試合目の第1打席で17打席ぶりのヒットとなるライトへのスリーベースを放っていたが、第4打席では7回2死満塁の絶好機で空振り三振に倒れるなど、本来の力を発揮できない打席が続いていた。
それでも第1打席はライトに大きなフライを放ち復調を予感させると、第2打席に低めの球にうまく反応。飛距離413フィート(125.8メートル)、打球速度は105.6マイル(169.9キロ)だった。
それでも本塁打、打点の打撃二冠で競り合うゲレロJr.との直接対決で奮起したか、8月初本塁打を放ち、復調傾向であることを強烈にアピール。今季は「7安打連続本塁打」という固め打ちも見せたことがあるだけに、再び絶好調モードに戻れば、本塁打も再び量産し始める。なお、チーム115試合目での38本塁打は年間162試合に換算して、53.5本というペース。日本人選手初の40本は目前で、初の50本も十分にクリア可能な数字だ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)