【米大リーグ】エンゼルス-ブルージェイズ(8月11日・日本時間12日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」でブルージェイズ戦に先発出場し、3回の第2打席に14試合ぶりとなる38号同点2ランを放った。長い不調のトンネルを抜ける一発に、ファンからは「きたあああああ」「やっと生で見れたわ」と歓喜のコメントが殺到した。
8月に入って10試合でわずか3安打、月間打率が1割前後という打撃不振に陥っていた大谷。7月28日(日本時間29日)に37号を放って以来、ホームランも出ておらず、両リーグ1位の座は維持しているものの2位のゲレロJr.との差はわずかに2本。打撃タイトルを占う意味でも、同選手が所属するブルージェイズとの直接対決に大きな注目が集まっていた。
第1打席にライトへの大飛球を放ち、復調気配を漂わせていた大谷。1死一塁の場面で迎えた第2打席、カウント1-2からの4球目だった。ブルージェイズの先発右腕・マノアが投じた低めのスライダーに完璧に対応すると、芯で捉えた打球は美しい放物線を描いてセンター方向へ。飛距離413フィート(125.8メートル)、打球速度105.6マイル(169.9キロ)でフェンスを超える待望の38号2ランとなった。
ABEMAの中継で実況を務めたDJケチャップ氏が現地実況を模して「ビッグフラーイ!オオタニサーン!」と叫ぶと、ファンも「きたあああああ」「よっしゃー!」「やっと生で見れたわ」「久しぶりすぎる」「長かった」「泣きそう」と大喜び。「スランプ脱出やな」「完璧に修正してきた」「綺麗なスイング」「センターにホームラン最高すぎ」と復調を確信するようなコメントも相次いで寄せられた。
打撃タイトルと争うゲレロJr.の目の前で本塁打数の差を3本に広げ、さらに84打点として打点王争いでも4点差まで接近した大谷。MVPを大きく手繰り寄せる復活の一撃に、実況のDJケチャップ氏が「みなさんのMVPコールが続けばニュースになりますね!」と視聴者を煽るシーンも。するとファンも呼応して「MVP!MVP!」というコメントが殺到するなど、久しぶりに飛び出した大谷の一発に酔いしれている様子だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)