大谷翔平、待望の38号に地元&日本ファンから「MVPコール」が復活 久々の本塁打で雰囲気一変
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【米大リーグ】エンゼルス2-10ブルージェイズ(8月11日・日本時間12日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)

【動画】大谷翔平の38号と笑顔の少女

 エンゼルスの大谷翔平投手がブルージェイズ戦に「1番・DH」で先発出場し、第2打席に14試合ぶりとなる38号2ランを放った。8月は不調が続き、地元ファンの歓声もやや控えめになっていたが、久しぶりの一発で球場の雰囲気は一変。7月の絶好調時と同様に盛大な「MVPコール」が沸き起こった。

 2カ月連続で月間MVPを獲得した7月のホームゲームでは、打席に入るたびにエンゼル・スタジアムのファンから「MVP!MVP!」というコールを浴びていた大谷。しかし8月に入ると一転して10試合ホームランなし、月間打率も1割前後という不調に陥ってしまう。本塁打数ではなお両リーグトップをキープしているものの、タイトルを争うゲレロJr.が所属するブルージェイズとの連戦では歓声もややトーンダウン。日本のファンからも状態を心配する声が上がっていた。

 しかし我慢に我慢を重ねた末、ついに待望の瞬間が訪れた。2点ビハインドで迎えた3回の第2打席、1死一塁の場面でブルージェイズの先発・マノアの低めの変化球を巧みにすくい上げると、打球はセンターのフェンスを超える38号2ラン。本塁打王を争うゲレロJr.の目の前で、その差を再び3本に広げる価値ある一発となった。

 地元の大スターが復活の狼煙を上げたことで、エンゼル・スタジアムの雰囲気は一変する。大谷の第3打席以降は、絶好調時に起こっていた地元ファンの「MVPコール」も復活。試合そのものは中盤から大量リードを奪われる苦しい展開だったが、そんなことはお構いなしと言わんばかりの熱量で熱い声援が送られた。

 待ちに待った14試合ぶりのホームランを受けて、日本のファンも歓喜に沸いた。ABEMAの中継で実況を担当したDJケチャップ氏が「みなさんのMVPコールが続けばニュースになりますね!」と視聴者を煽ると、コメント欄は「MVP!MVP!」とお祭り騒ぎに。大谷自身はホームランの後もベンチで引き締まった表情を浮かべていたものの、ファンの間では不振のイメージは綺麗さっぱり払拭され、直近の鬱憤を晴らすような大活躍への期待が一気に高まったようだ。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

大谷翔平 何度もスタート切って「疲れた」の表情
大谷翔平 何度もスタート切って「疲れた」の表情
大谷翔平 第2打席 同点の38号ホームラン
大谷翔平 第2打席 同点の38号ホームラン
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