【米大リーグ】エンゼルス-ブルージェイズ(8月12日・日本時間13日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの大谷翔平投手が、ブルージェイズ戦に「1番・投手」で先発出場。初回を無失点で終えた直後の第1打席、やや詰まりながらもセンターオーバーのツーベースヒットを放った。前日の38号2ランに引き続き、打撃不振のイメージを一掃する豪快なバッティングに少年ファンは何度も飛び上がって祈り&歓喜。ファンからも「あれがセンターオーバー!」「当たり戻ってきたよ!」といった声が上がった。
シーズン途中から制球が改善し、ここ4試合は投手として防御率1.38と抜群の成績を残している大谷。この日の立ち上がりも、打撃タイトルを争うゲレロJr.にはレフト前ヒットを許したものの、その他のバッターはしっかりと抑えて無失点。防御率8点台と課題とされていた初回を乗り切り、走者のゲレロJr.に笑顔で声をかけるなど、自らいいリズムを作って第1打席へ向かった。
エンゼルスの先頭打者として打席に立った大谷は、ブルージェイズの先発・ベリオスの5球目、内角低めの94マイル(約151.2キロ)の直球を強振。やや詰まらされながらも左中間に飛んだ打球は、センターの頭を大きく越えてワンバウンドでフェンスに到達するツーベースヒットとなった。
打った大谷も二塁のベース上で首を傾げる仕草を見せるなど、会心の当たりではないにも関わらずあわやホームランという驚異的なパワーに、視聴者は「マジかあ、あれがセンターオーバー!」「飛びすぎ」「めちゃくちゃ詰まってたのに」「入ったかと思った」「ツーべ打って首傾げとるw」「モンスターやん」と騒然。ファーストの守備位置で大谷の走塁を見届けたゲレロJr.も、ライバルのポテンシャルに呆然としたような表情を浮かべていた。
8月は打率1割台とやや不調に陥っていたものの、前日の試合で放った38号2ランに続く長打に、ファンからは「調子戻ったっぽいな」「こういうの最近なかった」「ホームランある打ち方やん!」「いい感じ」「当たり戻ってきたよ!」と連日の一発を期待する声も。初回から投打にエンジン全開の大谷の活躍を受けて、エンゼル・スタジアムにはさっそく「MVPコール」が起こっていた。なお試合は3回を終え、5-0とエンゼルスが5点をリードしている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)