【米大リーグ】エンゼルス６－３ブルージェイズ（8月12日・日本時間13日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・投手」で先発出場し、6回99球を投げて被安打3、6奪三振、与四死球3、2失点の好投。自身6連勝となる今季7勝目（1敗）を挙げた。4回には、バッテリーを組むカート・スズキがファウルボールを見失った場面で「ヘイ！」と大きな声をかけるシーンも。気迫あふれるピッチングでファンを魅了した。
7月1日（日本時間2日）のヤンキース戦で初回7失点の炎上（チームが逆転して勝敗つかず）して以来、制球力を重視した打たせて取るピッチングに磨きをかけ、直近4試合連続で6回3失点以内のQS（クオリティ・スタート）を記録している大谷。シーズン前半は不安定だった立ち上がりも改善し、この日も3回まで無失点。しかし5点リードの4回、先頭の2番・セミエンに四球を与え、1死二塁というピンチで4番・ヘルナンデスを迎えた。
その2球目、ヘルナンデスが一塁ベンチ方向にファウルボールを打ち上げると、一瞬反応が遅れたキャッチャーのスズキに対して大谷が「ヘイ！」と打球を追うように要求。ボールはそのままスタンドに入ったものの、冷静で穏やかな大谷らしからぬ叫び声が中継に拾われたことで、視聴者からは「ヘイ谷翔ヘイ」「SHOヘイ！」「大谷オコやん」「キレてないっすよ」「スズキも忙しい」「あれ取れやは草」といったコメントが寄せられた。
得点圏にランナーを置いた場面で投球のギアを上げる大谷の気迫がよく表れたシーンだったが、この回は直後にヘルナンデスにタイムリーを打たれるなど2失点。しかし動じることなくチェンジの際にはスズキとコミュニケーションを取り、バッテリーの結束の強さを伺わせた。その後はしっかりと立ち直り、6回2失点で5試合連続のQSを達成した大谷。スズキも犠牲フライとタイムリーで2打点を記録し、大谷の7勝目に大きく貢献した。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
