【米大リーグ】エンゼルス－アストロズ（8月13日・日本時間14日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルス大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場し、8回2死一、二塁から詰まりながらも三遊間の深いところまで飛ばすタイムリー内野安打を放ち、4試合連続安打と打点をマークした。一時のスランプから脱した感もあり、ファンからの声援もさらに高まってきたが、この日は「不調がない」とも言われる走塁で、またもファンから大歓声を浴びることになった。
0-4と劣勢だったエンゼルスだが、大谷がチャンスで打席に入ると地元アナハイムのファンからは、この日一番とも言える大きな歓声が送られ続けた。2球目の内角球を強振すると、根元に当たりバットは折れたものの、シフトで大きく開いていた三遊間に飛ぶ内野安打。アストロズのサード・ウィルソンが外野に行かせないようにとスライディングで捕球したが、そのまま立ち上がらない様子を大谷は見逃していなかった。
しっかりと一塁をオーバーランしていたことが功を奏し、そこから再スタートを切ってわずか数歩で二塁に到達。記録としては二塁打ではなく三塁内野安打にはなったが、相手の隙を見逃さない好走塁で、チャンスの拡大に成功。後続が倒れ同点、逆転とはならないものの、投手・打者だけでなく走者としても一流であることを改めて証明した。
この速すぎる大谷の足に、ファンは驚きと笑いが混在することに。「セカンド行っちゃったよ」「2塁打にするのは凄い」「何今の走塁笑」「あれがなんで二塁打になるんやｗ」と呆れたようなコメントも多く見られていた。なお大谷は今季、チームトップの16盗塁を記録している。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
