【米大リーグ】エンゼルス2-8アストロズ(8月14日・日本時間15日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
「Happy Birthday!! Your wishes come true!!!!!!」
エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場を果たしたきのうの試合で、第1打席に3試合ぶりとなる39号ソロを放った。打った瞬間にそれとわかる打球速度約173キロの弾丸ライナーが大谷のバットから放たれた瞬間、現地実況がそのように絶叫したことがファンの間で反響を呼んでいる。
夢を叶えたのは、エンゼルスOBで解説者のマーク・グビザ氏。この日の試合前、グビザ氏は自身の誕生日であったこともあり「願わくば大谷のホームランがプレゼントで欲しい」と話しており、現地実況のホセ・モタ氏は大谷自身の「打つことができれば」というコメントを紹介していた。つまり大谷は、グビザ氏の願いを先頭打者アーチという最高の形で叶えてみせたのだ。
大谷の弾丸ライナーがライトスタンドに突き刺さると大谷は悠々とダイヤモンドを一周。すると現地映像は放送席の映像に切り、そこには「ALL I Want For My Birthday Is A HOMERUN!!」と書かれた紙を持つグビザ氏のどこか誇らしげな様子が映し出された。一連の出来事に試合を中継したABEMAのファンからは「グビザ弾」「おめでとう!」など祝福の声が殺到。一方では「MVP」コールも多数寄せられた。
シーズン39本塁打は、エンゼルスの左打者としてはレジー・ジャクソン(1982年)に並ぶ記録となったが、ABEMAで実況を務めたMLB.JP編集長の村田洋輔氏によると、過去にエンゼルス所属の選手でシーズン40本以上の本塁打を放ったことがあるのはトロイ・グロス、アルバート・プホルス、マイク・トラウトの3人だけ。大谷とってはチーム記録の更新が、ホームランと打点王の打撃二冠、MVPといったさらなる大記録に近づく“確かな一歩”となることは間違いなさそうだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)