【米大リーグ】タイガース1－3エンゼルス（8月18日・日本時間19日 デトロイト／コメリカ・パーク）
大谷翔平投手が「1番・投手」で先発出場した敵地でのタイガース戦で、ベンチの通信機器の不調によりエンゼルスがチャレンジの機会を逃すという珍事が発生。まさかの事態にマドン監督は不満顔だったものの、ファンからは「電話故障ってｗ」「タイガースの罠ｗ」と笑いが起こった。
2点リードで迎えた5回、エンゼルスは2死走者なしの場面で9番・メイフィールドが初球からセーフティーバントを敢行する。タイガースの先発・スクバルは虚を突かれた格好になったが、素早いフィールディングで一塁にワンバウンド送球。キャッチとベース到達のタイミングはほぼ同時だったものの、塁審はアウトの判定。メイフィールドがセーフをアピールしたため、エンゼルスのベンチはチャレンジを検討しようとビデオルームに電話をかけた。
しかし敵地コメリカ・パークのベンチに据え置かれた電話はなかなか繋がらず、貴重なチャレンジ権を行使するかどうかの判断ができない状況に。電話では埒があかないとベンチコーチはトランシーバーでの通信を試みるも、これもうまくいかない。マドン監督が審判と交渉して時間を稼いだものの、タイムをかけてから20秒以内という制限時間を超過し、結局チャレンジができないままチェンジとなった。
マドン監督が憮然とした表情を浮かべる中、コントのような一連のシーンにABEMAの視聴者は「電話故障ってｗ」「電話通じないｗ」「回線の不調は草」「着信拒否ｗ」「トランシーバー笑」「どっちも繋がらないｗ」と大ウケ。また「アウェーの洗礼か」「タイガースの罠ｗ」「計画通り」「エンゼルスなにも悪くなくて草」など、冗談交じりにタイガースの“妨害工作”であると指摘するコメントも寄せられた。
実況を担当した上野智広アナも「ミゲル・カブレラのイタズラじゃないか」という視聴者コメントを拾って大笑いするなど、大谷の活躍の裏でファンを楽しませた同シーン。なお、エンゼルスは温存する形となったチャレンジの権利を7回に使用し、しっかりと成功させてアデルのショートゴロの判定を内野安打に覆している。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
