【米大リーグ】タイガース－エンゼルス（8月19日・日本時間20日 デトロイト／コメリカ・パーク）
エンゼルスの大谷翔平投手が、敵地で行われているタイガース戦に「1番・DH」で先発出場を果たした。大谷は2回、好走塁で生還した同僚アデルのハイテンションぶりがお気に召したのか、ベンチで上機嫌そうにニッコリ。チームの雰囲気の良さが反映された微笑ましいシーンが演じられた。
17日（日本時間18日）のタイガース戦で勝負を決めるグランドスラムを放ったアデルは、長打力と守備力を兼ね備えるメジャー2年目の22歳だ。同時にエンゼルスのムードメーカー的な存在でもあり、18日（同19日）の試合で40号ソロを放った大谷は、ベンチで両肩を大きく揺らしてアデルを真似たハイファイブを披露。真面目な大谷らしからぬお茶目な姿がチームメイトやファンの爆笑を誘っていた。
この日の試合でも、アデルの存在がベンチを明るく盛り上げた。2点のビハインドを背負った2回、四球で出塁したアデルは、続く7番・マーシュが放ったホームラン性の当たりに全速力でベースランニング。ボールが転々とする間に一気にホームまで生還し、爆走の興奮も冷めやらぬままチームメイトたちとパワフルなタッチを繰り返した。
アデルをベンチで出迎えた大谷は、その元気いっぱいな後ろ姿を見ながらニヤリといたずらっぽい笑顔を浮かべる。さらに近くにいた仲良しのホセ・イグレシアスに声をかけると、アデルを指さしてなにやら楽しげに談笑。ファンからは「足速い！」「ナイスランアデル」と好走塁を称える声のほか、「ニコ谷ｗｗ」「ニヤニヤ翔平ｗ」「ニヤ谷かわいいな」など大谷の表情に注目するコメントも相次いだ。
大谷の少々悪そうな顔を見るに、終始ハイテンションなアデルの様子がツボに入り、自身の新たなモノマネのレパートリーに加える算段をつけていた可能性もある。真相は定かではないものの、勢いあふれるハッスルプレーが身上の若手有望株はすっかり大谷のお気に入りのようだ。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
