将棋の藤井聡太王位(棋聖、19)が8月18、19日に行われた、お~いお茶杯王位戦七番勝負第4局で、豊島将之竜王(叡王、31)に140手で勝利を収め、シリーズ3勝1敗で防衛に王手をかけた。先手の豊島竜王が相掛かりの出だしから研究手を出し意表を突いたと思われたが、これに藤井王位も対応。「少し苦しかったと思います」と振り返りつつ、冷静に対処し形勢互角で序中盤を経過すると、終盤の入り口あたりから徐々にリードを奪い始め、そのまま勝利につなげる攻めの連続。勝勢になっても、勝利に一直線というよりも、決して逆転を許さない手堅い攻めをつなげて快勝を収めた。この勝利を最先端の2つの機能が分析。本人が語るよりも、その数字は藤井王位の力強さを示すものになった。