プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント2回戦第4試合、チーム藤井とチーム広瀬の対戦が8月28日に生放送される。両チームとも本戦は、これが初戦。ベスト4最後の1枠をもぎ取るのはどちらか。

 チーム藤井は棋聖、王位と防衛を果たし、叡王戦で最年少三冠を目指している藤井聡太王位・棋聖(19)がリーダーとして伊藤匠四段(18)、高見泰地七段(28)を引っ張る。個人戦だった第1、2回、さらに団体戦となった第3回と、全ての大会で優勝しているだけに、各チームからのマークは相当なもの。ただ伊藤四段、高見七段も予選からフィッシャールールへの高い適性を見せ、総合力が非常に高いチームになっている。

 対するチーム広瀬は、広瀬章人八段(34)、丸山忠久九段(50)、北浜健介八段(45)という早大OB三人衆。それぞれの個性を活かした戦いぶりで厳しい予選を通過した。中でも広瀬八段はフィッシャールールでも最強クラスと呼ばれており、前回大会では三番勝負で藤井王位・棋聖を2連勝で下し、多くのファンを驚かせた。この両者による直接対決がどれだけあるかで、勝敗が大きく変わりそうだ。

 若手からベテランまで、バラエティに富んだ顔触れになったが、事前のアンケートではファン約2800人のうち84.2%がチーム藤井の勝利を予想。圧倒的な数字がそのまま結果につながるか。

◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。

ABEMA/将棋チャンネルより)

お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム藤井VSチーム広瀬
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