将棋の王座戦五番勝負の第1局が9月1日に行われ、木村一基九段(48)が永瀬拓矢王座(28)に128手で勝利した。過去の対戦でも3勝3敗という互角の両者は、序盤から激しい戦いを繰り広げたが、夜戦に入ってから木村九段が逆転。最終盤では、一瞬永瀬王座が再逆転したかに見えた局面もあったが、2年前には最年長での初タイトルを獲得した「中年の星」が、2つ目のタイトルに向けて貴重な白星を手にした。