プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント準決勝第1試合、チーム永瀬とチーム木村の対戦が、9月4日に生放送される。両チームのリーダーは、くしくも王座戦五番勝負でタイトルを争っている真っ最中。タイトル戦の間に入ったことで、この団体戦にどんな影響が出てくるか。
【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント チーム永瀬VSチーム木村
チーム永瀬は永瀬拓矢王座(28)をリーダーに、増田康宏六段(23)、屋敷伸之九段(49)がそれぞれ持ち味を出し、2回戦では渡辺明名人(棋王、王将、37)率いるチーム渡辺にスコア5-2で快勝した。特に永瀬王座は個人3連勝と絶好調。本人は「向いていない」というフィッシャールールでも、経験を積むごとに長時間対局と同様の強さを誇っている。
チーム木村は、木村一基九段(48)が引っ張り、佐々木勇気七段(27)と池永天志五段(28)が伸び伸びと戦っている。特に佐々木七段は同世代の永瀬王座に負けじと、チーム稲葉との戦いでは個人3連勝を果たした。またリーダー木村九段も、この超早指しではベテランながらに屈指の強さを披露。池永五段もらしさを出しており、高いレベルでバランスが取れているチームだ。
準決勝らしく、どちらが勝ってもおかしくないカードにはなったが、事前のアンケートではファン約2200人のうち64.7%がチーム木村の勝利を予想。この数字のままの結果になるか、それともひっくり返るか。第1局から見逃せない。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)