【米大リーグ】エンゼルス-レンジャーズ(9月3日・日本時間4日 アナハイム/エンゼル・スタジアム)
エンゼルス大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場し、投手としては初回を無失点、打者として1回の第1打席ではセカンドゴロだった。
投手としての大谷はチームの投手陣の中でも抜群の安定感を誇っており、5月28日(同29日)のアスレチックス戦で今季唯一の黒星を喫して以来、12試合連続で負けなし。前日までにチームトップの8勝を挙げている。8月28日(同29日)の試合では、相手投手から150キロの速球を右手首に受けるアクシデントもあり、31日(同9月1日)の先発登板を回避したが、わずか3日ずらしだけに収め、この試合のマウンドに上がっている。
打者としての大谷はスランプ状態。直近7試合では24打数2安打、打率.087と落ち込んでいる。ただ、2本のヒットはいずれもホームランとパワーは変わらず。また、四球を選んで出塁した際では足でも貢献し、9月1日(同2日)の試合ではキャリア初のホームスチールを含む2つの盗塁も決めている。ファンが期待するのは豪快な一発。本塁打王争いも激しくなっており、後続を突き放す43号が飛び出すか。
また試合前には、ホームランを打った際にベンチ前に大きなリアクションで出迎えてくれていた“相棒”ホセ・イグレシアス内野手が自由契約になったことが発表された。特大アーチを放っても、あのお出迎えはもう見られないが、数々の好プレーでも支えてくれた仲間に向けて、惜別のホームランを贈りたいところだ。
既に現地メディアでは、今季のMVPは間違いないという報道がされている中、残り30試合を切った中で、どこまでパフォーマンスを発揮できるかに注目が集まっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)