【米大リーグ】エンゼルス－レンジャーズ（9月3日・日本時間4日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルス大谷翔平投手がホームランを打った際に、ベンチ前でド派手な“お出迎え”をすることで知られていたホセ・イグレシアス内野手の退団が、この日の試合前に球団から発表された。陽気な性格と華麗な守備、コンパクトな打撃が持ち味だったが、今季は守備の乱れも目立っていた。これにはファンからも「放出はショック」「寂しい…」と、悲しみの声が相次いだ。
イグレシアスはキューバ出身の内野手で、今季からエンゼルスに加入。ショートのレギュラーとしてシーズン序盤からプレーし続けてきた。グラブさばきには定評があり、自由な発想によるグラブトス、体勢を崩しながらでも素早く的確なスローイングができるとして、メジャー屈指の名手だった。114試合に出場し打率.259、8本塁打、41打点だったが、8月30日（同31日）のヤンキース戦から欠場。代わりにメイフィールドがショートで起用されていた。死球を手に当てた影響とも見られていたが、今季に限れば長所の一つだった守備での乱れも多く、DRS（守備防御点）でも大きなマイナスがあるという指摘が続いていた。
それでも、ファンからは大谷がホームランを打つ度に満面の笑みと大きなリアクションでのお出迎えがなくなることを悲しむ声が殺到。大谷が41号を放った際、イグレシアスがベンチ外でお出迎えがなかっただけで「イギーがいない」と大きな話題にもなっていただけに、受けた衝撃も多かったようだ。数日前まで一緒にプレーしていた相棒がチームを離れることへの驚きとともに、「大谷選手と仲が良さそうだったし、あのお迎えがもう見れないなんて」「寂しい…」「楽しみの一つだったのに」「放出はショック」「大谷とのハグがもう見られないのかぁ」と、ネット上にも次々と声が寄せられていた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
