【米大リーグ】エンゼルス－レンジャーズ（9月4日・日本時間5日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」でレンジャーズ戦に先発出場。１－０と1点リードで迎えた6回の第3打席、レンジャーズ先発左腕のアラードから4試合ぶりとなる43号3ランを放った。本塁打王争では、きょうの試合で2打席連続弾を放ち40本の大台に乗せ、大谷を猛追するペレス（ロイヤルズ）との差を3本としてキングを死守。エンゼルスの球団記録となるシーズン47本の最多本塁打記録まで4本に迫った
きのうの試合で「2番・投手」として先発出場した大谷は7回を投げ117球、2失点8奪三振。4回に迎えたピンチの場面では100マイルの速球を連発するなど、気迫のこもったピッチングでチームトップとなる今季9勝目を挙げ、1918年にベーブ・ルースが記録して以来103年ぶりとなる「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」に王手をかけた。
打者としては42号を放った8月30日（同31日）の対ヤンキース戦以来、3試合ヒットなし。きのうの試合を終えた時点で10打数0安打と沈黙するも、42号を放った翌日のヤンキース戦では、チャンスの場面で申告敬遠を受けて出塁すると、自慢の快足を生かして今季22個目の盗塁となるホームスチールを成功させるなど、随所に“大谷らしさ”で魅せ場を作っていた。
4試合ぶりの一発を受け、トロイ・グロスが2000年に記録した球団記録のシーズン47本塁打まであと４本と迫った大谷。現地メディアではすでに“MVP当確”の声もあがっているが、今日の試合を含めて残り27試合で本塁打王、103年ぶりとなる2ケタ勝利・2ケタ本塁打、さらにMLB史上初となるシーズン50発・25盗塁など、いくつの金字塔を打ち立てるのか、その活躍から目が離せない。なお、この日の大谷の打席は左フライ、一ゴロ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
