【米大リーグ】パドレス0-4エンゼルス(9月7日・日本時間8日 サンディエゴ/ペトコ・パーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が、敵地で行われたパドレス戦に代打で出場。3試合ぶりのヒットとなる内野安打を放ち、チームも4対0で勝利した。同試合の7回、ノーヒットノーランを継続していたパドレスのブレイク・スネルから、2番・レンヒフォがバントヒットで出塁。しかし直後のチャレンジで判定が覆って「ノーノー継続」となり、明らかなミスジャッジに観客から笑い声が上がった。
DH制のないインターリーグのため主砲の大谷を欠いたエンゼルス打線に対し、6回まで1人のランナーも許さない快投を続けていたスネルだったが、7回に先頭のフレッチャーを四球で歩かせて完全試合達成はならず。このショックを突きたいエンゼルスは、続くレンヒフォがカウント2-1からの4球目にバントを敢行。打球を処理したファーストからベースカバーのスネルにボールが送られてレンヒフォにタッチするも、一塁の塁審はベース到達が早かったとしてセーフの判定を下した。
伏兵のバントによる「ノーノー崩れ」に呆然とした表情を浮かべるスネル。しかしリプレー映像では明らかに一塁到達よりも早くスネルがレンヒフォにタッチしており、パドレスのベンチはすぐさまチャレンジ権を行使した。同映像がペトコ・パークのモニターに映されると、パドレスを応援するサンディエゴの観客からは大歓声が。審判団もどこかバツが悪そうな表情でプレーを検証し、短時間の協議で判定をアウトへと覆した。
一度は途切れたノーヒットノーランが一転、継続となるドタバタ劇を受けて、どこかホッとしたような笑い声と拍手が響き渡ったペトコ・パーク。また同試合を中継したABEMAの視聴者コメント欄には「アウトやん笑」「どう見てもアウト」「完全にアウトで草」「腹痛いw」「塁審どこ見とるんw」「ベースしか見てない」「誤審も誤審で草」といった辛辣なツッコミが殺到した。
しかしこのジャッジミスでペースを乱されたのか、四球と盗塁で2死二・三塁のピンチを招いたスネル。ここで5番のアデルに初ヒットとなる2点タイムリーを打たれ、結局ノーヒットノーラン達成は叶わなかった。さらに味方打線の援護もなく、7回100球を投げて被安打1、与四球2、2失点、11奪三振と素晴らしい投球を見せながらも不運な6敗目(7勝)を喫した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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