【米大リーグ】パドレス－エンゼルス（9月8日・日本時間9日 サンディエゴ／ペトコ・パーク）
パドレスのダルビッシュ有投手が、6月21日（同22日）以来となる8勝目を目指して先発登板。パドレスが8対0と大きくリードした3回、対戦相手のエンゼルスのマドン監督が、リリーフの投手のジュニア・ゲラをマウンドに送るというユニークな采配を見せた。ベンチに待機する野手や二刀流の大谷翔平投手ではなく、専門の投手を代打に送るという奇策にファンからは困惑の声が上がっている。
2回に打者12人の猛攻で一挙8点を挙げたパドレス。大きなビハインドを背負ったエンゼルスのマドン監督は、続く3回、9番に打順が回った場面でリリーフ投手のゲラを代打に送った。ABEMAで実況を担当した経験豊富な節丸裕一アナも、このマドン采配には驚きを隠せず。「ピンチヒッターでなんとゲラが使われています。代打でリリーフ投手のゲラですか。なかなか見ないですよね、こういうのは」とコメントした。
序盤に大量リードを許した勝ち目が薄い試合であり、さらにブルペンデーということもあって野手を温存する意図による采配と思われるが、ファンからは「どういう状況？」「代打要員いないのかよｗ」「マジで意味わかんなくて草」「遊びだしたか？」「マドン劇場が止まらない」と戸惑いの声が続出。まるで大谷のような起用法に、「ゲラ二刀流デビュー」「ピッチャーが代打なの大谷以外で初めてみた」「二刀流は草」「代打がピッチャー？大谷はよくやるけど」といった反応も寄せられた。
カブス時代にはダルビッシュを指揮したこともあるマドン監督だけに、一部のファンからは「マドンからダルへの援護」「やっと勝てそう」「ダル8勝目おめでとう」といったコメントも。キャリア通算で13安打、打率.146という成績を持つゲラだったが、さすがにダルビッシュ相手には歯が立たず。スライダーであっけなく空振り三振を奪われ、2度目の対戦となった5回の打席もショートゴロに倒れた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
