【米大リーグ】パドレス8－5エンゼルス（9月8日・日本時間9日 サンディエゴ／ペトコ・パーク）
エンゼルスの大谷翔平投手はベンチスタートのパドレス戦で出場機会がなく、7月23日（日本時間24日）以来の“完全休養”となった。9回にはベンチ裏の階段でバットを持ってスタンバイする様子が映されるシーンもあったが、最後まで出番は訪れず。大谷の打席を楽しみにしていたファンからは「これは出ませんね」「お休み谷か」といった声が寄せられた。
日本ハムの先輩にあたるパドレスの先発・ダルビッシュ有投手と、大谷の初対決に注目が集まった同ゲーム。DH制がないナ・リーグに所属するパドレスの本拠地ペトコ・パークで行われたため、大谷はベンチスタートで代打での出場機会を待つことなった。
試合は序盤の2回にパドレスが一挙8点を挙げる一方的な展開に。6月21日（同22日）以来の7勝目を目指すダルビッシュは、大谷不在のエンゼルス打線を相手に6回1失点と好投するも、大量ビハインドで野手を温存する策に出たマドン監督の思惑もあって直接対決はお預けとなった。
ダルビッシュの降板後、エンゼルスは7回と8回にそれぞれ2点を加えて3点差まで詰め寄る。そして迎えた9回、ベンチ裏でバットを持ってチラチラとグラウンドの様子を伺う大谷の姿を現地映像が捉えると、ここぞの場面での代打起用を期待するファンから「チラ谷きた」「待機してる！」「代打ある？」「地下からオオタニサン」「プロテクターつけてた」「バット持ってるやん！」といったコメントが殺到した。
しかしパドレスのクローザー・メランソンにあっという間に2アウトを奪われ、リリーフ投手の3番・ウォンツまで回すためには3連続出塁が必要となったことで、代打・大谷の機運はほぼ消滅。出場の有無を巡ってやきもきしていたABEMAの視聴者コメント欄も「これは出ませんね」「出番なさそう」「本日休業」「お休み谷か」など残念そうな反応で埋め尽くされた。
結局メランソンは9回を三者凡退に抑え、ダルビッシュは6回99球を投げて3安打、1四球、1失点、7奪三振で約2カ月半ぶりの8勝目（9敗）。一方、大谷が試合にまったく出場しなかったのは7月23日（日本時間24日）以来となった。なお、同日の試合では本塁打王を争うペレス（ロイヤルズ）が42号、ゲレロJr.（ブルージェイズ）が41号を放ち、ついに43本の大谷の真後ろまで肉薄。タイトル獲得に向けて、完全休養でリフレッシュした大谷のラストスパートに期待がかかる。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
