【米大リーグ】アストロズ-エンゼルス(9月12日・日本時間13日 ヒューストン/ミニッツメイド・パーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」でアストロズ戦に先発出場。3回の第2打席は二ゴロに倒れた。同打席では、リラックスした様子で元女房役である相手キャッチャーのマルドナドとたびたび談笑する姿に「気を散らす作戦」「ノムさんかいw」などファンの注目が集まった。
本塁打王を争うゲレロJr.(ブルージェイズ)が同日開催のオリオールズ戦で44号ソロを放ち、ついに1位タイに並ばれた大谷。第1打席はボール球をしっかりと見極めてストレートの四球で出塁し、再びライバルたちを突き放す一発への期待が高まる中で第2打席を迎えた。
その初球、相手先発のマクラーズのナックルカーブがボールと判定されると、大谷はキャッチャーのマルドナドと何事か言葉を交わしてニッコリ。その後もしきりにマルドナドの方を向き、笑顔を浮かべて楽しげに会話を続ける一連のシーンに、ABEMAで実況を務めたDJケチャップ氏も「なにやらキャッチャーのマルドナドと多く言葉を交わしているこの打席」と不思議そうに言及した。
タイトル獲得に意欲を燃やす大谷だが、気負いや重圧などまったく感じられないリラックスした様子に、ファンからは「何をニコニコ」「笑ってる」「ニヤニヤ」「ニコ谷」「笑顔かわいい」といったコメントが続出。会話の内容は定かではないものの、「マルちゃん話しかけるね~」「気を散らす作戦」「ノムさんかいw」「ささやき戦術」など故・野村克也氏が得意とした相手打者の集中を乱すキャッチャーの話術ではないかと邪推する声も相次いだ。
そんなマルドナドの知略? が功を奏したのか、大谷はやや甘く入った変化球を引っかけてシフトの網にかかる二ゴロに倒れた。もちろん、敵・味方を問わず多くの選手と言葉を交わし、少年のように無邪気に野球をエンジョイする姿勢も大谷の魅力のひとつ。緊張感あふれるタイトル争いの真っ只中でも、その朗らかなキャラクターはまったくブレていないようだ。また大谷の第3打席は一ゴロだった。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)