ブンデスリーガ第33節が8日に行われ、フランクフルトとボルシアMGが対戦した。
ヨーロッパリーグ決勝進出を決めたフランクフルトは、5日に行われた準決勝セカンドレグのウェストハム戦から先発を8枚変更。負傷したマルティン・ヒンテレッガーに代わって長谷部誠が3センターバックの中央に入り、鎌田大地はベンチスタートとなった。
試合の均衡が破れたのは4分、ボルシアMGが先制する。スルーパスに抜け出したシュテファン・ライナーがペナルティエリア右から折り返し、アラサヌ・プレアが合わせて押し込んだ。
その後のフランクフルトは守護神ケヴィン・トラップが好セーブを連発し、長谷部もいぶし銀の守備対応で幾度となくピンチの芽を摘み取る。ビハインドで折り返すと、同点弾を取るべく、58分に鎌田とイェンス・ペッター・ハウゲを投入する。
66分、フランクフルトが試合を振り出しに戻す。長谷部の鋭い縦パスを受けた鎌田は、ワンタッチでボールをゴンサロ・パシエンシアにつなげる。パシエンシアは敵陣中央で思い切って右足を振り抜くと、強烈な無回転シュートがゴールに突き刺さった。
フランクフルトは89分、左コーナーキックをエヴァン・ヌディカが頭ですらし、ファーポストの前に立っていた鎌田が合わせてネットを揺らす。しかし、わずかにオフサイドラインを越えていたとして、得点は認められなかった。
試合はこのまま終了し、フランクフルトはホーム最終戦をドローで終えた。最終節は14日に行われ、フランクフルトは敵地でマインツ、ボルシアMGはホームでホッフェンハイムと対戦する。
【スコア】
フランクフルト 1-1 ボルシアMG
【得点者】
0-1 4分 アラサン・プレア(ボルシアMG)
1-1 66分 ゴンサロ・パシエンシア(フランクフルト)