酒井を怪我で欠く森保ジャパン
6月6日に日本代表と戦うブラジル代表は、同月の親善試合を戦うメンバーを発表した。メンバーにはパリ・サンジェルマンのネイマールや、マンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスら豪華な面々が揃っている。
その中でも特に注目したいのが、アーセナルの若きアタッカーだ。今年ブラジル代表となったばかりのガブリエウ・マルティネッリが、今回もメンバーに招集された。3月のFIFAワールドカップ南米予選のチリ戦でデビューした20歳が、日本の守備陣に襲い掛かってくることとなった。
そんな若きFWと対峙することとなるのが、チームメイトの冨安健洋だろう。怪我から復帰してアーセナルで主力として出場を続ける冨安がブラジルとの一戦は招集されれば、“アーセナル対決”が国立競技場で繰り広げられるかもしれない。
冨安は日本代表ではこれまでセンターバックで出場してきたが、右サイドバックの酒井宏樹が負傷して手術を行ったこともあり、6月の試合には間に合わない可能性が高い。山根視来や室屋成、橋岡大樹などといった右サイドバックの選手はいるものの、オプションとしてアーセナルで右だけでなく左でも奮闘する冨安を本格的にサイドバックとして起用することも考えられる。もしそうなれば、ブラジルでは左サイドハーフが主戦場となるマルティネッリとの同サイドでのマッチアップもあり得る。アーセナルファンからすれば、さらに期待感の増す一戦となりそうだ。