スコティッシュ・プレミアシップ最終節が14日に行われ、日本人4選手が所属するセルティックとマザーウェルが対戦した。

 前節に2シーズンぶり52回目のトップリーグ優勝を決めたセルティックは、古橋亨梧と前田大然が先発。井手口陽介がベンチスタートとなり、旗手怜央はベンチメンバーから外れた。

 序盤から押し込むセルティックは、21分に先制する。コーナーキックのこぼれ球をペナルティエリア左で回収した古橋が、振り向きざまに右足一閃。ニアのゴール左下に突き刺した。古橋は2試合ぶりの得点となった。

 40分、セルティックがリードを広げる。前田が自らのボールロストを取り返し、こぼれ球をデイヴィッド・ターンブルが回収。相手をかわしてペナルティエリアに侵入し、右足でゴール左下に流し込んだ。

 さらに43分、セルティックに3点目が生まれる。アンソニー・ラルストンがゴール前に浮き球を送ると、抜け出したのは古橋。後方からのボールにダイレクトボレーで合わせ、ネットを揺らした。今季公式戦20得点の大台に到達し、リーグ戦では12得点に到達した。

 59分にはセルティックに4点目が生まれる。古橋のパスに反応した前田のタッチは大きくなるが、セカンドボールに反応したジョタがゴール左下に流し込んでネットを揺らした。ジョタはリーグ戦で2桁ゴール2桁アシストに到達した。

 セルティックは63分、今季限りでの退団が発表されたトム・ロギッチや古橋らを下げ、井手口やゲオルギオス・ギアクマキスらを投入。井手口は3月14日に行われたスコティッシュFAカップ準々決勝のダンディー・ユナイテッド戦以来、今季6試合目の出場となった。

 68分、セルティックに5点目が生まれる。右サイドからジョタがクロスを送ると、相手はクリアに失敗。ゴール前に落ちてきた浮き球に対し、ギアクマキスがオーバーヘッドシュートで合わせて押し込んだ。

 試合終了間際、味方からのロングボールを前田がヘディングで折り返す。ゴール前に飛び込んだギアクマキスがボールを収めてからネットを揺らし、ダメ押しの6点目を奪った。前田はこの試合で3アシストを記録し、ギアクマキスはリーグ戦13得点に到達した。

 試合はこのまま終了し、セルティックが大勝でシーズンを締めくくった。

【スコア】
セルティック 6ー0 マザーウェル

【得点者】
1-0 21分 古橋亨梧(セルティック)
2-0 40分 デイヴィッド・ターンブル(セルティック)
3-0 43分 古橋亨梧(セルティック)
4-0 59分 ジョタ(セルティック)
5-0 68分 ゲオルギオス・ギアクマキス(セルティック)
6-0 90+1分 ゲオルギオス・ギアクマキス(セルティック)

【動画】古橋が圧巻2発、シーズン20ゴールの大台到達!