幸先の良いスタートとなった

日本代表は2日にパラグアイ代表と対戦。前半に浅野拓磨と鎌田大地の2ゴールでリードを得ると、後半も勢いを継続させ4-1で6月の4連戦初戦を白星で終えた。

パラグアイ代表戦は[4-3-3]でのスタートとなった。GKはシュミット・ダニエル、最終ラインは右から山根視来、吉田麻也、谷口彰悟、伊藤洋輝、中盤はいつも通り遠藤航をアンカーに置き、原口元気と鎌田大地がインサイドハーフとして横に並ぶ形に。前線は浅野の1トップに堂安が右、三笘が左になった。

まずチャンスを作ったのは日本だ。左サイドバックで先発となった伊藤がパスに反応し左サイドの深い位置からクロスを供給。ゴール前で堂安が合わせて好機を生み出す。残念ながらゴールとはならなかったが、いきなり左サイドから三笘、伊藤のコンビで突破しゴールに迫る。

右サイドも負けじと堂安と山根でチャンスを作る。堂安が中に、山根が外に配置されたポジション取りがハマっており、両サイドから攻撃を組み立てることに成功する。

すると、36分後方からのロングフィードを浅野が落とすと原口が受け、そのまま前進。浅野が降りたことで空いたスペースにスルーパスを供給するとスピードを生かした浅野が抜け出し冷静にループシュートで先制点を挙げる。その後も日本の勢いは止まらず、右サイドから堂安が上げたクロスに鎌田が頭で合わせ、前半だけで2-0とリードを広げる展開となった。

後半は吉田に代わって中山雄太、遠藤に代わって板倉滉、浅野に代わって前田大然が投入された。日本ペースとなるも、59分自陣のミスから失点を喫してしまう。ミスをした伊藤、マークについた板倉の寄せが甘く、本大会ではしてならないミスから失点となってしまった。

だが、日本はすぐに取り返す。ペナルティエリア手前で原口がボールを持って相手を引き付けると、左の三笘にパスを出す。フリーとなっていた三笘が決め、3-1と再びパラグアイを突き放す。日本の攻勢はまだまだ続く。右サイドで堂安がキープ力を見せると、ボックス内にスルーパスを供給。鎌田が走り込み倒されてPKを獲得。残念ながらキッカーの堂安は決められなかったが、堂安、鎌田の2人でパラグアイの守備陣を攻略した。

試合は4-1で終了。日本代表の勝利となった。堂安のPKや前田の決定機とチャンスは多く、もっとゴールが入っていた可能性はある。内容、得点ともに日本の圧勝であり、6日のブラジル戦に備えたい。

日本 4-1 パラグアイ

[得点者]
36分 浅野拓磨
42分 鎌田大地
59分 デルリス・ゴンザレス
60分 三笘薫
85分 田中碧