元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』で、2日に行なわれた日本代表対パラグアイ代表を振り返った。
日本は、GKにシュミット・ダニエル、最終ラインは右から山根視来、吉田麻也、谷口彰悟、伊藤洋輝、中盤はアンカーに遠藤航、インサイドハーフに原口元気と鎌田大地、3トップは右から堂安律、浅野拓磨、三笘薫をスタメンで起用した。
前半に浅野と鎌田のゴールでリードすると、後半に1点を返されたものの、すぐ三笘の一撃で突き放し、最後は途中出場の田中碧がミドルシュートを突き刺し、試合を決めた。
城氏まず、スタメンについて「試したいという意図が出ていて、メンバーをいじったのは良かった」と評価。左SBで代表デビューを飾った伊藤が三笘との好連係で崩したシーンを例に挙げ、「連係は要所要所で良かった。(このメンバーで)初めて公式戦をやるわりには、阿吽の呼吸というかその辺はよかった」とコンビネーションにも合格点を与えた。
さらに、「鎌田、堂安は良かった」と3月シリーズで選外となり、その悔しさをぶつかるかのように躍動したアタッカーコンビを称賛した。
「堂安は本当にコンディションが良かった。身体のキレがすごかった。浅野がポストプレーをできない分、とくに前半は堂安のところでボールをキープし、仕掛けができていた。その辺は良かったし、乗ってるなと」
そうPSVのレフティを称えた城氏は、鎌田についても「一人だけ落ち着きが違った。身体が強いし、置きどころがいいから、取られない。ワントップ(CF)がボールキープできない選手だったら、鎌田をインサイドハーフに置くというオプションが増えた。(森保監督も)相当印象に残ったと思う」と激賞した。
一方、途中出場でインパクトを残せなかった “日本の至宝”には、「ちょっと残念だったのは久保君。伸び悩んでるね」と厳しい指摘。「ボールコントロールとかハイプレッシャーでの受け方とかは抜群に上手いんだけど、突破したりとかができなくなってる。切れ味がないのと周りとの連係が課題。もうちょっとやってほしかった」と注文をつけた。
「パラグアイが全然コンディションがよくなかったし、相手として不足していた」としつつも、全体的には好印象を持ったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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