日本代表FW南野拓実(リバプール)が、6日に控えるブラジル代表戦に向けて意気込みを語った。

2日にパラグアイ代表との親善試合を行った日本。前半に浅野拓磨のゴールで先制すると、その後は蒲田大地、三笘薫、田中碧がコンスタントにネットを揺らし、4-1の快勝を収めた。

南野はその一線を振り返って「全ての選手が良いプレーができた。ここからまたサバイバルが始まると思う」と、出番はなかったものの刺激を受けたとコメント。そして、出場が期待されているブラジル戦に向けては、一味違った覚悟で臨むと意気込みを語った。

「ブラジルは多分、最終予選での相手とも違いますし、ワールドカップを見据えた一つの重要な試合になると思います。まずは親善試合とはいえ勝利にこだわってプレーするつもりですし、ホームなので良い試合にできるように準備したいと思います」

「彼らは誰が出てもレベルが高いチームなので、W杯に向けて良い試合になるんじゃないかと。でも良い経験で終わらせるつもりは全くなくて、韓国代表戦もハイライトだけ見ましたが、攻撃の部分での強烈な個を持った選手たちがいて、なおかつDFラインもファビーニョとかアリソンとか、トップクラスの選手が揃っているので楽しみです」

南野の口から出たファビーニョやアリソンは、所属先のリバプールでのチームメイト。アリソンについて南野は「世界一のGK」と断言し、弱点のない手強い相手だと警戒した。

「彼を練習から見てると、世界一のGKなんじゃないかなと思います。全てがハイレベルですし、足元も上手くセービングも凄い。僕が見てきたGKの中で間違いなく一番です」

「彼の弱点はないと思うんですけど、同じチームだからこそ負けたくないという気持ちは一層ありますし、ゴールのチャンスがあればいいかなと」

また、パラグアイ戦でゴールを決めた三笘について「薫のドリブルはこのチームにとって非常に大きな武器」と賛辞を送った南野。激しいポジション争いに向けては「彼を上回るというのは考えてないですね。僕の良さを出せればと思ってます」と、ライバルを意識しすぎないことを念頭に置いているようだ。