日本代表FWシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)が、1年半ぶりの代表戦となったパラグアイ代表との一戦を振り返った。

2日にパラグアイ代表との親善試合を行った日本。前半に浅野拓磨のゴールで先制すると、その後は蒲田大地、三笘薫、田中碧がコンスタントにネットを揺らし、4-1の快勝を収めた。

先発したシュミット・ダニエルにとっては、2020年11月に行われた親善試合のメキシコ代表戦以来の試合に。楽しみながら試合に向かったというが、1年半分の成長を測るには若干レベルの低い相手だったと感じたようだ。

「久々だったので、とにかく楽しむことを意識してやって、その中で日頃やっていることをどれだけこなせるかということも念頭に置いていました。あとは無失点で終わりたいというのは試合前から思ってましたけど」

「成長はしてると思いますし、試合でも出せたかなと。でも内容的にはもっと大差で勝ってもおかしくなかったので、自分の成長を測る上では参考になる試合ではなかったかなと思います」

シント=トロイデンでは今年から元日本代表MF香川真司が加入したが、同クラブに所属している日本人選手の面々には刺激になったという。また、パラグアイ戦で共闘した松本山雅FCでチームメイトだったFW前田大然との再会にも触れた。

「ずっと第一線でやってきてた真司君が加入して、そういう人とチームを組んでいる喜びを皆感じてたと思います。何より一番サッカーを楽しんでる真司君を見て刺激を受けました」

「僕が山雅に入った時に彼(前田)が高卒の新人として入ってきて。その時とはもう印象もプレーの質も格段に違うし。その成長曲線をうらやましいと思いましたけど。自分も負けないように頑張りたいなと」

色んな刺激を受けているというシュミット・ダニエル。30歳で折り返し地点とも言える年齢だが、さらなるステップアップの野望も覗かせている。

「所属チームが変わってないという意味ではあまり大きな成長はできていないと僕は思ってて。世界で戦うならベルギーリーグではダメだと思ってますし、そういう意味ではもっと良いステップは踏んでいたかったです」