ロベルト・マンチーニ監督率いるイタリア代表が、下馬評を覆してEURO2020で優勝し、高く評価されてから、まだ1年も経っていない。だが、アッズーリ(イタリア代表)は厳しい状況に置かれている。
欧州制覇後も当初は勢いに乗っていたイタリアだが、カタール・ワールドカップ予選途中で失速。プレーオフで北マケドニアにまさかの黒星を喫し、2大会連続のワールドカップ不出場という屈辱を味わった。そして6月1日に行われたアルゼンチンとの「フィナリッシマ」でも、EURO2020を制した思い出の場所ウェンブリーで0-3と南米王者に完敗を喫している。
再びイタリアに対する目が厳しくなる中、カルチョの国の歴史を代表するレジェンドは、母国がカタールへの切符を得られなかったことに不満を表した。ロベルト・バッジョ氏は、予選を突破できなかったことではなく、欧州王者がワールドカップに出られないのはおかしいと訴えている。
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『Corriere dello Sport』紙によると、稀代のファンタジスタは6月2日に「イタリアがEURO覇者として直接カタール・ワールドカップに直接出場できなかったのは恥だ」と述べた。
「ルールを変える必要がある。バカげているよ。本当に狂っている」
2006年ドイツ大会で頂点に立ったものの、その後は2大会連続でグループステージ敗退となり、さらにはそこから2大会連続で予選敗退に終わったイタリアは、2026年大会で復活できるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部