日本代表FW浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)が、オンラインでのメディア対応を行った。
2日に行われたパラグアイ代表戦では先制点を記録したが、ハーフタイムで交代。4日に行われた練習では別メニュー調整となった浅野は、自身のコンディションについて、「前の試合で足の違和感を感じたんですけど、状態は良くなっているので、次の試合には出るつもりで準備しています。正直、違和感自体は試合前にも多少感じていたんですけど、試合やるにつれてそれが少し強くなったので、それをハーフタイムに伝えた感じです」と説明している。
6日には『国立競技場』でブラジル代表と対戦する。浅野は大一番に向けて、「注目されている試合ですが、僕らからしたらどの試合でも変わらない。チャンスが来たら結果を残すことしか考えていないです。ただ、日本の皆さんも期待してくれていると思うので、その期待に応えられるように、全員が全力でプレーできればいい。個人的にもW杯に向けて全力で準備をしたいと思います」と意気込みを示した。
ブラジル代表とは2017年11月10日以来の対戦。1-3で敗れた前回対戦にも出場していた浅野は、「時間帯的には守備をしている時間が多くて、ブラジルは攻撃の選手に限らず、DFの選手がボールを持ったときにも脅威を感じました。攻守に渡って全員の力がある」と、当時を振り返ってコメント。それでも「どのゲームでも『やれる』という感覚は持っているし、4年前にブラジルとやった時もそういう感覚はありつつ、勝てていないのが事実。次の試合で確かめるというか、チャレンジしたい。強い相手に対してもチャレンジャーとして全力でぶつかることができれば、チャンスはあるかなと感じています」と、改めて打倒“王国”への意欲を示した。
また、浅野はブラジル戦攻略のポイントとして、“攻撃的なサイドバックの背後”を挙げている。
「僕らがやるべきことはそこだと思うし、スピードは日本も負けていない。相手が攻撃的になるということは隙は現れてくると思うので、そこを付ければチャンスはあると思う。そこは僕自身も狙っていかないといけないポイント」
浅野は自身初となる新国立でのプレーについてもコメントしている。
「振り返ってみると、自分自身が成長してきた過程に必ずある場所だと感じます。高校生に始まり、プロでは悔しい思いも大きい喜びも味わった。日本を代表してプレーできることに誇りを感じます。今まで経験してきたように、いずれ振り返ったときに、あのときがあって今があると思えるように全力でプレーしたい。相性は良いと思うので、そこは意識しながら全力でプレーできればと思います」