6月2日のブラジル代表戦に1-5の大敗を喫した韓国代表は6日、チリ代表とホームで国際親善試合を行ない、2-0で勝利した。
この試合で話題となっているのが、ソン・フンミンの振る舞いだ。韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は、「見る人も理解できないほどだった。日本の主審の判定が、ソン・フンミンを怒らせた」と題した記事を掲載。次のように綴った。
「64分にソン・フンミンに完璧なチャンスが来た。ところがゴールキーパーのすぐ前でタックルを受けて倒れた。しかし、日本のレフェリー(佐藤隆治主審)はPKを宣言せずに試合を続けた。当然PKが与えられると思っていたソン・フンミンは、不満を隠しきれなった。 4万人ほどのファンたちも、日本の主審に向かってブーイングを浴びせた」
記事は「あまりにも納得がいかなかったのだろう。ソン・フンミンは75分、試合がしばらく中断された隙に駆けつけて抗議した。特有の“ヨーロッパ式ジェスチャー”をし、なぜPKではないのかと聞いた」と続け、このジャッジが韓国のエースに火をつけたと報じている。
「怒ったソン・フンミンはもっと怖かった。後半アディショナルタイム1分、幻想的なフリーキックを決め、力ずくで抗議をした。 PKは残念だったが、日本主審の微妙な判定がソン・フンミンに翼を与えた」
気持ちを切り替え、代表100キャップ目を自ら祝うFKを叩き込んだソン・フンミン。さすがはプレミアリーグの得点王だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画&画像】判定に不満で抗議をするソン・フンミン→後半アディショナルタイムに怒りのFK弾