3戦目にして出番巡り、突破に貢献! 木村誠二「個人的にも序列を絶対に上げてやると…」U-21日本代表DF木村誠二(モンテディオ山形)が振り返っている。

AFC U-23アジアカップに参戦中のU-21日本は9日、グループD第3節でU-23タジキスタン代表と対戦。引き分け以上で突破が決まったが、しっかりと3-0の勝利で飾り、2勝1分けのグループ2位で準々決勝進出を決めた。

3度もVARに振り回され、しかも2試合連続の退場者と逆境に晒されながら勝ち切った一戦。左センターバックでフル出場の木村も「もう少しゴールがほしかったけど、そんなに悪くない試合運びができた」と胸を張った。

個人の出来にも「相手はちょっと苦しくなると、前にボールを蹴ってくるという情報があった」とした上で右センターバックのDF馬場晴也とリスク管理しつつ、「基本的にうまく対応できた」と振り返っている。

そんな木村だが、今大会3試合目にしてようやく巡った出番。追加招集という形での代表参加もあって、プレー機会を得た際はチームの結果に繋がる活躍はもちろん、個人としても燃えるものがあったと話す。

「追加招集は最初の選考から外れているということ。呼ばれたからにはしっかりとチームのために頑張りたかったし、個人的にも序列を絶対に上げてやるという気持ちで来た」

「1戦目、2戦目で出番がなかったのは(大岩剛)監督がメンバーを決めることだし、仕方ないけど、出番が来たときにしっかりと自分のプレーをしようという思いだった」

そして、一戦必勝の今後にも「次からは負けたら終わり。引き分けもなくて、ゴールを決めないといけない」と切り出し、日本と因縁深いU-23韓国代表が相手になる12日の準々決勝に向けた心境を語った。

「攻撃にもっと厚みを出していかないといけないし、後ろの選手はしっかりとリスク管理をする必要がある。まず失点しないのは勝つための絶対条件。後ろの選手としては試合に出る、出ないに関わらず、声をかけ続けて強固な守備を築けるようにしたい」