日本代表MF久保建英(マジョルカ/スペイン)が、オンラインでのメディア対応を行った。

 日本代表は10日に行われたキリンカップサッカー2022でガーナ代表と対戦し、4-1で勝利した。右インサイドハーフ(IH)で先発出場した久保は、73分に三笘薫の折り返しに合わせてチームの3点目を記録。代表17キャップ目にして、待望の初ゴールとなった。

 2019年6月9日のエルサルバドル戦でA代表デビューを飾ってから3年。「他の人からしたら『もっと早く決めるチャンスあったろ』とみんな思っていたと思う。結果的に17試合目で1ゴールですけど、ここから終わったときにいっぱい点取っていればいい」と語り、今後のゴール量産への意気込みを示した。

「とりあえず、ゼロと言われることはなくなったので、ここからどんどん追いつけ追い越せで。さっき何人かに何点取っているかロッカーで聞きましたけど、そこを狙っていけたらいいかなと思います。たまたま近くにいた南野(拓実)選手と原口(元気)選手に『何点とったんですか?』と聞いて(※南野は17、原口は11)、代表はそもそも試合数が少ないのですごいことだなと思いつつ、自分もなんとかしてもっと得点に絡んでいきたいなとは思いました」

 試合後のフラッシュインタビューでは「このまま一生入んないんじゃないかなと思った時もあった」との言葉を口にしたが、「思いましたね。周りの選手がどんどん簡単なゴールを決めていくたびに、オレもそこにいたら良かったなと、僕がブロックとかシュートを弾かれる度に何で僕のはブロックされるんだろうと。こと代表に関しては、いつもならっていうところで入らないことが多かったので。今はすごい落ち着いています」と心境を明かした。

 2日のパラグアイ戦では途中出場、6日のブラジル戦では出番がなかった。「正直めちゃくちゃキツかったですね。『なんで出してくれないんだよ』と思いましたし、僕だけじゃないと思いますけど、『オレが出たらもっとやれたよ』と思いましたし」と振り返り、「だけど、試合を出てない僕が言ったところでただの負け惜しみなので、練習から自分がやれることをやっていこうと。練習から自分の中で気合が入っていたと思いますし、そういうところが少し運も味方してくれたのかなと勝手に思っています」と、悔しさをガーナ戦にぶつけたことを明かした。

 フラッシュインタビューの中では、鎌田大地からハーフタイムにアドバイスを受けていたことも明かしていた。「仲良くさせてもらっているので、鎌田選手の方からアドバイスもらって、練習中から近いポジションでプレーすることが多いのでアドバイスももらっている。お互いにフィーリングも合いますし、本当にいい先輩。僕あんまり先輩とか言わないですけど、いい人だなと思います」と、良好な関係を築けていることをアピールした。

 久保は最後に次のようにコメント。4日に21歳の誕生日を迎えたことで、ひとつ気持ちの整理が付いたようだ。

「僕が21になったときに自分の部屋で色々と考えた結果、いろいろ吹っ切れて、そこからプレーが練習でも見違えるように軽くなったし、自分の中で21になって何か変わったかなと思います。(考えた内容は)企業秘密でお願いします」