待望の初ゴールを対戦国も注目している。

 日本代表は6月10日に行なわれたキリンカップサッカー準決勝で、ガーナ代表と対戦。4-1の大勝を飾った。この試合でついにA代表初得点を挙げたのが久保建英だ。73分、左サイドから切れ込んだ三笘薫のクロスを得意の左足で合わせて、ネットを揺らしてみせた。

【動画】自慢の左足で冷静にフィニッシュ!17試合目で生まれた久保のA代表初ゴールをチェック
 久保が現在プレーし、カタール・ワールドカップで対戦するスペインのメディアもこの初弾に注目している。『Ultima Hora』は「クボがパーティーに参加した」と題した記事を掲載。「スペインのライバルである日本は、レアル・マドリーからレンタルされているマジョルカの選手がゴールを決めてガーナを4-1で破った」と伝えた。

 また、レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』も、マドリーに所属する選手たちの代表戦の結果を伝える記事の中で、「クボが日本代表で輝いた」とピックアップ。「日本人は、レアル・マドリーの選手たちにとってポジティブだった国際試合の日に輝いていた」と報じている。

 バルセロナのカンテラ(下部組織)でプレーしていた21歳のMFにとって、 “第2の母国”とも言えるスペインと相対するW杯本大会にメンバー入りできるかどうかは、まだまったく確定していない。この初ゴールがいい流れを引き寄せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部