データサイト『OPTA』は14日、FIFAワールドカップカタール2022に臨むスペイン代表メンバーの中で、今シーズンの所属クラブにおける公式戦でのゴール関与数(ゴールとアシスト)が多い選手たちを紹介している。

 まもなく開幕を迎えるカタールW杯で、“ベスト8以上”を目指す日本代表がグループステージ最終節で対戦するスペイン代表。日本代表メンバーではMF久保建英(レアル・ソシエダ)とMF柴崎岳(レガネス)がスペインを舞台に、しのぎを削っている。今夏の移籍市場でレアル・ソシエダに加入した久保建英は公式戦15試合に出場し2ゴール4アシストを記録するなど好調を維持。また柴崎岳も、ヘタフェやデポルティーボ、レガネスといったクラブを渡り歩き、スペインサッカーへの造詣が深い。

 2010年の南アフリカW杯で優勝したスペイン代表だったが、その後の2大会ではグループステージ敗退(2014年)、ベスト16敗退(2018)と、かつて“無敵艦隊”と謳われた姿は見る影も無い。今大会での雪上に向けて、スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督はDFジョルディ・アルバ(バルセロナ)やMFセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)らのベテラン勢に加えて、GKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)やMFペドリ(バルセロナ)らの東京オリンピック出場勢も招集している。

 そんな中、データサイト『OPTA』はスペイン代表メンバーのゴール関与数を紹介した。今シーズンの所属クラブにおける公式戦で、ゴールとアシストの総計が最も多い選手はアスレティック・ビルバオに所属するFWニコ・ウィリアムスのようだ。今年7月に20歳の誕生日を迎えた同選手は、今シーズンの公式戦15試合に出場し4ゴール3アシスト(ゴール関与数7)を記録。今年9月に行われたUEFAネーションズリーグで、スペイン代表デビューを飾ったばかりの新星だ。なお、実兄のFWイニャキ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)は、自身のルーツのひとつでもあるガーナ代表として今大会に出場する。

 2位には、東京オリンピック・準決勝U-24日本代表戦で決勝点を挙げたMFマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)ら4選手の名が連なった。L・エンリケ監督から信頼を寄せられているFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)やFWフェラン・トーレス(バルセロナ)と並び、バルセロナの“新たなる顔”FWアンス・ファティもゴール関与数6をマーク。コンディション面の問題が懸念されていたが、レアル・マドリードとの一戦ではドリブル突破からゴールを演出するなど復調をアピールし、カタール行きの切符を掴んでいる。

 12月2日に行われるグループステージ最終節でスペイン代表と相見える日本代表。“ラ・ロハ”が誇る多彩な攻撃陣を抑えることができるのだろうか。

■ゴール関与数(ゴール+アシスト)

1位 ニコ・ウィリアムス(ゴール関与数7:4ゴール3アシスト)
2位(同率) マルコ・アセンシオ(ゴール関与数6:3ゴール3アシスト)
2位(同率) アンス・ファティ(ゴール関与数6:3ゴール3アシスト)
2位(同率) フェラン・トーレス(ゴール関与数6:5ゴール1アシスト)
2位(同率)アルバロ・モラタ(ゴール関与数6:5ゴール1アシスト)