コスタリカ代表GKケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン/フランス)が『ESPN』のインタビューに応じ、2022FIFAワールドカップカタール・大陸間プレーオフの勝利を喜んだ。
北中米カリブ海予選を4位で終えていたコスタリカ代表は、オセアニア予選を首位で突破したニュージーランド代表との大陸間プレーオフに臨んだ。14日に行われた一戦では、開始早々にジョエル・キャンベル(モンテレイ/メキシコ)がネットを揺らし、コスタリカ代表が先制に成功する。その後はニュージーランド代表に押し込まれる時間帯が続くも、ナバスを中心としたコスタリカ守備陣が集中力を切らさず、1-0でタイムアップ。3大会連続6度目となるワールドカップ出場が決まっていた。
ナバスは非常に厳しい道のりを抜けて勝ち取ったワールドカップ出場権を喜ぶとともに、ニュージーランド代表の猛攻を耐え抜いたのはチームメイト存在あってこそだと主張した。
「今日、コスタリカの人々はこの勝利の余韻に浸ることとなる。もちろん、健全な形でね。僕らは最後まで全ての力を出し切り、ワールドカップにふさわしいチームだという資格を得られた。チームの皆を誇りに思う」
「人生は常に今を生きなければならない。確かにこれまでにも幾度となく素晴らしい瞬間があったことは事実だ。しかし、ワールドカップの出場権はいつだって本当に大切なものなんだ。僕ら選手のキャリアにとっても、コスタリカという国にとっても、皆の家族にとっても、非常に素晴らしいことだ。家族の喜んでいる姿も僕に多くの幸せを与えてくれる」
「ニュージーランドには多くの決定機があったが、僕らは自分たちを信じることをやめなかった。ミスが許されない試合だった。チームの皆が同じように『勝たなければならない』と思っていたので、それぞれの選手の素晴らしさが出た。結果として、なんとか勝利を収められたと思う」
「今、僕たちがしなければならないことはこの瞬間を楽しむことだ。プレーオフまでの期間は強いプレッシャーを感じてきたし、何よりも僕ら自身が、サッカー選手として、国として、コスタリカのサッカーそのものとして、ワールドカップ出場が持つ意義を分かっていた。今日はやっと落ち着くことができるが、本大会のことも考えておかなければならない。それでも何より、今日は楽しむ日だ」
カタール行き最後の切符を掴み取ったコスタリカ代表は、本大会ではグループEに入ることが既に決まっている。スペイン代表、ドイツ代表、そして日本代表と対戦することとなる。