サンプドリアは6月30日、日本代表DF吉田麻也が退団したことを発表した。

 現在33歳の吉田は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアにレンタル移籍。2012年から所属していたサウサンプトンとの契約満了に伴い、2020年夏にサンプドリアと2年契約を締結していた。2021-22シーズンはセリエAで26試合に出場するなど、サンプドリアでは公式戦通算74試合出場で3ゴール6アシストを記録していた。

 現行契約が2022年6月30日までとなっていたため、去就に注目が集まっていた吉田。先日の代表活動中には「サンプドリアは知っての通り、オーナーが逮捕されて非常に複雑な状況で、待ってくれと言われているのでどうなるかはわからない。このままいけば満了となるけど、まだどうなるかわからない」と契約問題について言及していたが、同クラブを離れることが決定した。

 契約満了日を迎え、サンプドリアは公式インスタグラムを更新。吉田のプレー集動画とともに、「さようなら、そしてありがとう。マヤ・ヨシダ」と投稿し、同選手が退団することを明らかにした。

 なお、吉田にはかつてミランで会長を務めたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏がオーナーを務め、クラブ史上初めてセリエA昇格を果たしたモンツァからの関心が伝えられているが、果たしてFIFAワールドカップカタール2022を控える新シーズンはどこでプレーすることになるのだろうか。