日本代表DF吉田麻也が、退団するサンプドリアへ惜別のメッセージを送った。

【写真】吉田麻也がサンプドリアに最後の挨拶

名古屋グランパス、VVVフェンロ、サウサンプトンでプレーした吉田は、2020年1月にサンプドリアへとレンタル移籍で加入した。

ちょうど時を同じくして新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中で蔓延。多くの感染者、被害者を出す中、新たな土地イタリアでのキャリアをスタート。半年のプレーでチームの信頼を得ると、そのまま完全移籍を果たす。

2年半の在籍で、セリエA72試合に出場し3ゴール6アシストを記録。チームの守備の軸としてプレーした一方で、今年1月の負傷後は低パフォーマンスもあり、序列が低下。シーズン終盤は満足にプレーせず、契約満了の6月30日をもって退団となった。

クラブも吉田の退団を発表する中、吉田も自身のインスタグラムを更新。サンプドリア、ファンへのメッセージを綴った。

「親愛なるサンプドリアと、ファンのみなさん。全てに感謝したいです」

「僕は難しい時期にここに来て、新型コロナウイルウスが蔓延する中で旅はスタートしました。ただ、それは素晴らしい経験であり、素晴らしい冒険でした」

「リグリア(州)、海、太陽が恋しくなるのは間違いありません」

「でも、今は新しい冒険を始める準備ができています。皆さん、本当にありがとうございました。頑張れ、サンプ!」

吉田にはセリエAに初昇格を果たしたモンツァが獲得のオファーを出しており、吉田の返答待ちと報道。ワールドカップまで4カ月ちょっとの中、どのクラブへの移籍を果たすか注目だ。

【写真】吉田麻也がサンプドリアに最後の挨拶