複数のクラブから関心を集めている

チャンピオンシップ(イングランド2部)のボーンマスから昨夏にビジャレアルへと移籍し、チームの躍進に貢献したオランダ代表FWアルノー・ダンジュマ。彼は今季もビジャレアルで戦うことを決意しているようだ。

センターフォワードや左ウイングを主戦場にビジャレアルで活躍を見せたダンジュマ。リーグ戦での10ゴールもさることながら、チャンピオンズリーグでも6ゴールを挙げる活躍を見せ、CLベスト4進出の原動力となった。

ダンジュマにはニューカッスル・ユナイテッドやマンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、ウェストハムといったクラブからの関心が報じられており、今夏の去就が注目されていた。

英『Daily Mail』によれば、ダンジュマは昨季の成績をさらに伸ばすことや、4月に負った筋肉系の怪我からの完全復活を図っており、スペインに留まることを望んでいるという。カタールW杯に出場するオランダ代表メンバー入りを目指しているようだ。

昨年10月に行われたW杯予選で、約3年ぶりとなるオランダ代表復帰を果たしていたダンジュマ。しかし、先月行われたUEFAネーションズリーグでは、候補メンバーの30人に選ばれながら、最終的な26人のメンバーには選出されず。ダンジュマは昨季4月のCL準決勝リヴァプール戦1stレグを最後に、復帰を果たせないままシーズンを終えており、その影響によるコンディション不良が落選の原因とみられている。

この状態で世界一強度が高いと言われるプレミアリーグに挑むのは、誰の目から見てもリスクが高い。そのことはボーンマス1年目にプレミアリーグを経験したダンジュマが一番よくわかっているはず。カタールW杯を目指すなら、ビジャレアル残留は賢明な判断と言えるだろう。