3月から早くもEURO2024予選がスタート

FIFAワールドカップ・カタール大会から一種のフィーバー状態が続いているのは日本代表だけではない。フランスVSアルゼンチンの熱すぎるファイナルを終え、世界のサッカーファンは次なるビッグマッチを待っている。

仏『Foot Mercato』が早くも満員御礼になる見込みと取り上げたのは、来年3月より始まるEURO2024予選のフランスVSオランダのカードだ。グループBで同居する両チームは、3月24日にフランスのホームとなるスタッド・ドゥ・フランスで顔を合わせる予定となっており、予選とはいえビッグマッチであることに変わりはない。

フランスはカタール大会で準優勝の成績を残しており、何と言ってもFWキリアン・ムバッペが8得点を挙げる圧巻のパフォーマンスを見せてくれた。フランスのサッカーファンがムバッペを一目見ようとオランダ戦に集結するのも自然なことだろう。

3月は他にも楽しみなカードがある。グループCでは、EURO2020決勝と同じカードであるイタリアVSイングランドも予定されている。イタリアはカタール大会出場権を逃したが、それでもタレントは揃っている。何よりEURO前回王者の意地があるはずで、両チームのバトルも非常に興味深い。

この2カードに比べると少しばかり地味かもしれないが、グループAではEURO2024でダークホースの一角になってほしいノルウェーVSスペインのカードもある。ノルウェーは何と言ってもFWアーリング・ハーランドが注目で、EUROやFIFAワールドカップといった国際大会で是非とも見たい選手だ。

また、グループAではナポリFWクヴィチャ・クワラツヘリア擁するジョージアの頑張りにも期待がかかる。ネーションズリーグでは着実に結果を出しており、今のジョージアも油断ならない相手だ。

グループFは三つ巴のバトルが面白い。ここではベルギー、スウェーデン、オーストリアが同居しており、ベルギーはカタール大会でグループステージ敗退の屈辱を味わったばかり。黄金世代の勢いに陰りがあり、スウェーデンとオーストリアも強豪と戦うだけの力は備えている。ベルギーが予選で苦戦するシナリオも考えられる。やはり欧州はビッグマッチが多く、1年半後のEURO2024も大いに盛り上がるだろう。