日本、韓国、中国、香港の4チームが参加するE-1選手権は、7月19日に開幕する。

 中国の大手スポーツメディア『新浪体育』は、4チーム中、韓国がもっとも強いと考えているようだ。「韓国サッカーを知っている人の中には、韓国代表のパウロ・ベント監督の選出にかなり不満を持っている人もいるが、しかし、紙の上のラインナップでは、韓国が最強であるのは間違いない」と伝えている。

 その理由として、韓国が発表した26人のメンバーの中に、欧州組こそいないものの、カタール・ワールドカップのアジア予選に参加した選手が多く含まれている点を挙げている。また、4試合を戦った6月シリーズに先発出場していたプレーヤーが、とりわけ守備陣に多いとし、「中国や日本よりもはるかに強い」との見解を示した。

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 その日本については、「ワールドカップ予選に出場したメンバーは、基本的に海外組が多くを占めている」とし、国内組だけの今回のメンバーは、韓国よりも力が落ちると見ているようだ。

 最終ラインについては、「8キャップの山根視来や谷口彰悟のような(通常の)レギュラー組のバックアッパーしかいない。佐々木翔は国際Aマッチに13回出場したが、昨年9月から招集されていない。」と指摘。MF/FWについても、「武藤嘉紀、宮市亮、橋本拳人が戻ってきたが、14人中、初代表が50%もいる」と綴っている。

 怪我で辞退した武藤以外で注目しているのは、横浜F・マリノスの両アタッカーのようだ。水沼宏太については、「32歳で初めて代表に選ばれるのは容易ではない」とし、宮市に関しても「19歳で日本代表に入り、29分間プレーした後に姿を消した宮市が、29歳で復帰した。感動的なパフォーマンスだ」と名前を挙げて紹介している。

 最終日の7月27日に行なわれる日韓戦は、果たしてどんな試合になるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部