邦本宜裕

 カーザ・ピア(ポルトガル1部)は27日、全北現代モータース(韓国1部)を退団したMF邦本宜裕が加入することを発表した。

 現在24歳の邦本は浦和レッズユース出身。2015年にアビスパ福岡へと加入したが、2017年5月に「クラブの秩序風紀を著しく乱した」として、契約条項違反で同クラブを退団。2018年1月に当時Kリーグ1の慶南FCに加入し、初年度はリーグ準優勝とクラブ史上初のAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。2020年に全北現代へのステップアップを果たし、リーグ連覇を達成している。2022シーズンは公式戦18試合に出場し、4ゴールを記録していた。

 しかし、邦本は今月8日未明に酒気帯び運転で摘発され、韓国プロサッカー連盟から暫定的に60日間の活動禁止処分を科された。その後、全北現代は公式インスタグラム(jeonbuk1994)を通じて声明を発表し、同選手との契約を双方合意の上で解除したと報告。また、「ファンの皆様にご心配をおかけしたことを改めてお詫び申し上げるとともに、今後このようなことがないよう、教育・管理を徹底してまいります」とファンに謝罪していた。

 新天地がカーザ・ピアに決定した邦本は自身のインスタグラムを更新。「全北現代モータースのファン、スポンサー、選手、クラブスタッフへ。2年半の温かいサポートをいただいたのにも関わらず、自分の過ちによってシーズン途中にチームを離れることになり大変申し訳なく思っています。本当に申し訳ありませんが、皆様に直接別れと感謝の言葉を伝えられたらと思っています」と前所属の全北現代モータースへのメッセージを送った。

 また、加入するカーザ・ピアに向けては「このような機会を与えてくれたカーザ・ピアに感謝しています。またサッカーができることに感謝して、クラブのために一生懸命頑張ります」と意気込みを綴った。