日本代表MF堂安律(23)は、SCフライブルクでのレギュラー定着にむけてアピールを続けている。その中ドイツメディア『バーデン』が28日、堂安律と元オランダ代表のアリエン・ロッベン氏のプレースタイルを比較した上で、フローニンゲン在籍時のエピソードを紹介している。
堂安律は今月5日、エールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンからSCフライブルクへ完全移籍。9日の練習試合・ザンクト・ガレン(スイス1部)戦でデビューすると、鮮やかなミドルシュートから移籍後初ゴールをマーク。今季開幕前最後の練習試合でも1ゴール1アシストと結果を残しており、周囲からの評価を高めている。
『バーデン』は「SCフライブルクの新戦力ドウアン、アリエン・ロッベンを彷ふつとさせる存在感」という見出しのもと、同選手に関する特集記事を掲載。
「オランダのアリエン・ロッベンの動きを思い起こさせるが、それは偶然の産物ではない。堂安律は19歳で日本からオランダへ渡り、ロッベンの出身クラブであるFCフローニンゲンに所属していた。そこでロッベンの友人や父親に対して『ロッベンがどのようにトレーニングしているのか知りたい』と話していた」と綴っている。
堂安律は2017年6月、明治安田生命J1リーグのガンバ大阪からのフローニンゲンへ移籍。海外挑戦1年目からリーグ戦で9ゴール4アシストをあげ、クラブのシーズンMVPを受賞。2019年7月にPSVへの完全移籍を果たしていた。
一方、ロッベンはフローニンゲンでプロキャリアをスタート。チェルシー、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンとビッグクラブを渡り歩いたほか、2020年6月にフローニンゲンで現役復帰したことにより注目を集めていた。