明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスは29日、日本代表FW宮市亮(29)がEAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会・韓国戦で負傷し、右膝前十字靭帯断裂と診断されたと公式発表している。この宮市亮の負傷をうけて、元日本代表FW岡崎慎司(36)が自身のツイッターアカウントを更新。日本サッカー界に対する自身の思いを明かしている。

 宮市亮はE-1選手権でおよそ10年ぶりに日本代表へ復帰。27日の韓国戦で後半途中からピッチに立ったものの、76分に敵陣ペナルティエリア内で相手選手と接触した際に負傷。検査の結果、右膝前十字靭帯断裂と診断されており、近日中に手術を受ける予定となっている。

 そんな宮市亮は、直近10年間で右足首の靱帯損傷や左膝前十字靭帯断裂などにより、複数回の手術を経験している。それだけに今回の公式発表直後には、日本のサッカーファンから本人のもとへ数多くの励ましのコメントが届いていた。

 その中、岡崎慎司は29日深夜にツイッターアカウントを更新。「宮市の今回の怪我は今までとは違う。接触があり右足が残り、踏ん張ってしまった。本人は本当に悔しいと思う。ただあれだけの怪我を負って代表に戻ってきた事実。日本に帰りトレーニングを繰り返し完全復活した宮市は自信に変えて欲しい。そして日本のサッカー界は選手の経験を無駄にしちゃいけない」

 「経験を無駄にして欲しくないというのは、どうして怪我をしたか?とどうやって完全復活したか?に対して分析して次世代に還元して欲しい。という事です!そしてもちろんこれから宮市がどう乗り越えていくのかも」

 「膝を何度も経験するという選手は宮市だけじゃない問題です。だからこそそこから復活して代表に帰ってきた。みんなに期待されるとこまで来た宮市は凄いと思う。だから、またみんな期待したいし、俺もさらに強くなって戻ると確信してる。ただ必ず日本サッカー界は分析して欲しい」(原文ママ)と、宮市亮へ激励のメッセージを送るとともに、日本サッカー界全体への要望も綴った。