かつて明治安田生命J1リーグ・北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたGKク・ソンユン(28)が、FIFAワールドカップ・カタール大会で韓国代表メンバーに入る可能性に言及した。7月31日、韓国メディア『SPOTV』が伝えている。

 ク・ソンユンは2015年にセレッソ大阪からコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)へ完全移籍すると、加入1年目からレギュラーに定着。2020シーズン途中まで正守護神として活躍した後、Kリーグ1(韓国1部)の大邱FCへ完全移籍している。

 そして昨年2月から兵役義務により韓国国軍傘下の金泉尚武に在籍。今季はここまでリーグ戦24試合中15試合で先発出場し、4度クリーンシートを達成している一方で20失点。チームも第24節終了時点で勝ち点23の獲得にとどまっており、12クラブ中11位に低迷している。

 そんなク・ソンユンは『SPOTV』のインタビューでFIFAワールドカップ・カタール大会出場への思いを聞かれると「プロサッカー選手として、代表メンバー入りは貪欲に求めている。それに今年は誰もが夢見るワールドカップという舞台がある」

 「今振り返ると、(カタールW杯へ)行きたいという気持ちが強すぎて、プレーがうまくいかなかったんだと思う。だから今はちょっと(代表チームのこととは)少し距離を置いているんだ」

 「もちろん、行きたくないということではない。代表の前に金泉尚武のことが優先だから、僕がいいプレーをしたらチーム全体もうまくいくと思っているよ」とコメント。金泉尚武でのプレーに集中する姿勢を打ち出している。

 ク・ソンユンは2015年8月の東アジアサッカー選手権(現EAFF E-1サッカー選手権2022)で韓国代表初選出。2019年9月の国際親善試合・ジョージア戦でデビューしているが、今年1月のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選でのベンチ入りを最後に代表招集から遠ざかっている。